【離婚もオンラインで】日台の離婚比較と離婚オンライン化がもたらす意外な影響

こんにちは、Kdanライターの佐藤です!

新年早々「離婚」という少々ネガティブな事について書くことをお許しください!

Kdan 本社がある台湾では2021年の12月から2022年の1月にかけて、王力宏というスター歌手のスキャンダルが連日メディアを賑わせました。僕が住んでいる台湾では20-30代の方の離婚は結構聞きます。

離婚をする時、平穏な形で離婚ができるならそれがベストですが、お互い顔も見たくないほど険悪な関係になって離婚するケースは多々あります。実際僕は過去に台湾で離婚の同意書に署名する事を頑なに拒否した男性の話を聞いたことがあります。

そこで僕は「離婚ってサクッとオンラインで出来ないものか?」と考えました。

オンラインであれば、嫌な人とも顔を会わさずに離婚が出来ます。実際、離婚をオンラインで進めたいニーズはあると思っています。

そこでこのブログではまず日本と台湾の離婚事情を書き、その上で日台で離婚のオンライン化はどれだけ現実的なのか書きたいと思います。

日台の離婚に関する比較

まずは日台の離婚に関する数字を比較したいと思います。

日本の離婚事情

次に日本の離婚率について書きます。厚生労働省の調査によると2019年に離婚した夫婦は20万8496組いました。

離婚した夫婦の婚姻期間を見ると、5年未満は全体の27%で、5年から10年は21%、10年以上は全体の46%ほどでした。

参考:人口統計資料集(2020)|国立社会保障・人口問題研究所

こちらの報道によると日本の直近の離婚率は減少傾向にあるようで、大体0.2%で推移しているようです。

離婚した理由TOP 3は男女以下です:

男性
1位:性格が合わない
2位:精神的虐待
3位:その他

女性
1位:性格が合わない
2位:生活費を渡さない
3位:精神的に虐待する

参考:【令和版】離婚原因ランキングトップ10

台湾の離婚事情

次に台湾の離婚についてお話をします。2020年の政府の統計資料によると2019年度に台湾で離婚をした夫婦は合計で5万4346組いたそうです。

離婚した夫婦の内、34.6%は結婚5年未満で、22%は5年から10年、43.4%は結婚10年以上の夫婦でした。

また、ある記事によると台湾の離婚率は2.19%と書かれてありました。離婚した理由ついて調べましたが男女別々な調査はなかったため、男女混ざった理由をご紹介します。


1位:浮気
2位:家庭内暴力
3位:姑との関係

参考:離婚不是壞事!網友統計「6大原因」:第3點沒得商量

日本と台湾で離婚する理由がこうも違うのは非常に興味深いですね。また、数字だけ見ると台湾の方が日本よりも離婚率は比較的高そうです。

日本の離婚オンライン化

では次に本題である、日本と台湾で離婚のオンライン化はどこまで可能なのか探っていきます。

結論から言うと、日本では婚姻届や離婚届は署名のみで届け出可能になりました。2021年5月12日の NHK の報道によると日本ではデジタル改革関連法により離婚は署名だけで可能になったそうです。

ただし、結婚や離婚に伴う戸籍の手続きはハンコでしたいというニーズがあったことから戸籍手続きに関しては押印そのものは廃止しない事になりました。

一見離婚のオンライン化は離婚を増やしそうですが、こちらの記事によると離婚がオンライン化される事で、本人確認が厳格になり、今まで勝手に相手のハンコを使用して離婚届けを出していたケースがなくなると言われています。

台湾の離婚オンライン化

では台湾はどうでしょうか?結論から言うと台湾ではオンラインでの離婚はできません。

2022年1月31日に<最佳防疫!戶政所「線上離婚」服務引關注 網友秒揪重點> (ベストなコロナ対策「離婚オンライン化」が世間の注目を浴びる) という記事が出て、王力宏というスター歌手のスキャンダルと時期が重なって一時「離婚オンライン化」が騒がれました。

しかし台湾ではオンラインで離婚が申請できるのは裁判で和解までした夫婦のみです。

台湾では離婚したい場合はきちんと役所に行って申請をしなければいけません。

電子署名で離婚は出来るのか?

日本ではオンラインで署名さえすれば離婚できる事がわかりました。ではその署名は電子署名でできるのでしょうか?結論から言うと電子署名の使用は可能と思われます。

ただし、冒頭でもお伝えしたように離婚申請はオンライン化により本人確認がより厳格になります。つまり電子署名もきちんと”誰”が署名したか証明できなければいけません。

従って離婚がオンラインでできるようになったからといって離婚がしやすくなったわけではないようです。

電子署名サービス DottedSign (ドットサイン) のご紹介

最後に台湾発の電子署名サービスドットサインについてお話をさせてください。

ドットサインは日本語はもちろん、繁体字と英語にも対応しており、台湾では「點點簽」の名前で急速に導入が広がっています

今回のブログをご覧になって電子署名のサービスに興味を持った方は是非この機会にドットサインをお試しください!

applemint 代表。台湾でデジタルマーケティングの会社を起業。換日線へのコラムや各種メディアに記事を寄稿。デジタルマーケティング業務の他、執筆活動を精力的に行う。https://www.applemint.tech/

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